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Tech 思い立ってから1時間以内に査定を完了するインドネシアの中古車販売アプリ「BeliMobilGue」

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思い立ってから1時間以内に査定を完了するインドネシアの中古車販売アプリ「BeliMobilGue」

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インドネシアはASEAN最大の人口を抱える国である。ここでは2010年代から自動車が急速に普及した。

新車市場が伸びると、同時に中古車市場も成長する。それを反映するように、インドネシアでは「BeliMobilGue」というスマホアプリサービスが急成長している。新車を買う人がいるということは、今まで乗っていた車を手放す人もいるということだ。

BeliMobilGueは、車の所有者が売却を思い立ってから1時間以内に査定を完了させられることを売りにしている。

・短時間で査定を終わらせる

BeliMobilGueの仕組みはこうだ。まず、これから車を売りたいと考えている所有者はBeliMobilGueの公式サイトまたはアプリから最寄りの検査所を検索する。

その検査所に車を持っていく日時を事前予約するのだが、特に込み合っていなければ早急の予約でも構わない。BeliMobilGueの検査所では、30分以内に査定を含むすべての手続きを終わらせることができる。つまりこれが「思い立ってから1時間以内に車を売却」というセールスポイントの根拠になっているのだ。

さて、BeliMobilGueが買い取った車は中古車ディーラー向けのネットオークションにかけられる。ここで取引が成立した場合、査定にかかった費用は落札者が負担する仕組みだ。車を下取りに出した人への支払いは、後日銀行振込で行われる。

複雑なプロセスを一切排除したこの仕組みは、たちまちのうちにインドネシア市民に受け入れられた。BeliMobilGueはジャカルタ首都圏の他、スラバヤとバリ島にも検査所を有している。

・3000万ドルの資金調達

BeliMobilGueの快進撃は止まらない。先月、ドイツ・ベルリンのFrontier Car Groupから3000万ドル(約32億円)もの資金調達に成功した。

なお、BeliMobilGueのアプリのローンチは2017年4月。この記事を執筆している時点で、サービス開始からまだ2年5ヶ月しか経っていないことになる。が、インドネシアのスタートアップはBeliMobilGueに限らず、ほんの2、3年程度で各国のベンチャーキャピタルが注目するほどの超新星になる例が相次いでいる。

それはもちろん、インドネシアの市民の間でスマートフォンというものが普及・浸透した証拠でもある。

BeliMobilGue

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