現在、ドイツ、フランス、オランダ、デンマークなど、欧州を中心に12カ国35都市以上で展開している。
・電動キックスケーターのシェアリングサービス
Circでは、専用アプリをスマートフォンにインストールし、氏名やクレジットカード番号などを事前に登録しておくと、オンラインマップ上で、利用可能な電動キックスケーターを表示。駐輪場所まで移動し、電動キックスケーターに貼付されているQRコードを専用アプリで読み取ると解錠でき、利用できる。
利用料は、電動キックスケーターの解錠料1ユーロ(約118円)に1分あたり15セント(約18円)が加算される仕組みで、専用アプリで登録したクレジットカードによって、キャッシュレスで決済される。
・欧州の都市部で電動キックスケーターが急速に普及中
欧州の都市部では、2019年に入って以降、シェアリング型の電動キックスケーターが急速に普及。Circのほか、同じくベルリンで2018年に創設されたTIER、スウェーデンの首都ストックホルムを拠点とするVoi、米シリコンバレー発のLimeらが、次々と事業を拡大させている。
自転車よりもコンパクトで小回りが利く電動キックスケーターは、マイクロモビリティの新たな選択肢として需要が大いに期待されているが、より多くの企業が参入することで、競争もますます激しくなりそうだ。(文 松岡由希子)
Circ