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老眼対策アプリ「GlassesOff」登場 脳のイメージ処理機能を訓練

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GlassesOff人は誰しも、ある年代にさしかかると視力が衰えてくる。いわゆる老眼だが、出来れば老眼鏡なしに本や新聞を読んだり、端末を操作したりしたいもの。そこで米国でこのほど登場し話題になっているのが加齢による視力低下の対策アプリ「GlassesOff」だ。脳の視覚野で行われるイメージ処理機能を鍛えることで、視力の改善が図れるのだという。

アプリで老眼の進行を食い止めることができると聞くと「本当?」と思う人もいるだろう。しかしこのアプリのプログラムは米カルフォルニア大学バークレー校などの研究でも有効性が認められ、その内容は専門紙「Nature」にも発表されたという。

アプリは、視認ゲームのようなプログラムが組まれている。例えば、スクリーンに現れたアルファベットが向いている方向をタップするというセッションでは、回数を追うごとにアルファベットは小さくなり、しかも表示される時間が短くなる。また次のステージでは、ぼやけた線が現れたら画面をタップするというエクササイズが用意されている。

こうしたトレーニングを1回約15分、週3回、そして2、3カ月間継続して行うことで“視力年齢”を若返らせることができるのだという。ユーザーによってイメージ処理機能の状態は異なるが、アプリはユーザーのレベルを学習しその人にあったトレーニングを用意してくれる。また、アプリでは正解率や反応の早さなどが記録され、改善状況をグラフなどで確認できるようになっている。

アプリは最初の2週間は無料体験できる。しかし、その後継続するには60ドルかかる(現在は期間限定で10ドル)。ちょっとした出費にはなり、しかも継続的に行わなければ効果が得られないようだが、それで老眼を少しでも食い止められるのなら多くの人にとって魅力的な選択肢になるだろう。

現在アプリはiOSのみ対応。Android版も間もなく投入される見込みだという。

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