ロンドンの会社「Rawlemon」から登場した球形ガラスの太陽光発電「Beta.ey」は、そうした弱点を補うものだ。さまざまな角度から太陽光を集めることが可能で、従来のソーラーパネルより70%も太陽光を効率的に集めてエネルギーに変換するのだという。Beta.eyは拡散する光を様々な角度から集め、虫眼鏡のように太陽光をビームに変えるため、十分に太陽光を受けているソーラーパネルよりも集光がさらに効率的になるのだという。
Beta.eyには球形ガラスの直径が1.8メートルと大きなサイズがあるが、これはかなり本格的で値段も6000ドルと一般消費者がそうそう手を出せるものではない。そこで現在、資金調達サイト「Indiegogo」で展開しているキャンペーンでは、ミニュチュア版(Sサイズ)を489ドルで提供している。
このミニチュアはUSB2.0規格のスロットを備えていて、携帯端末などの充電ができる。バッテリーの容量は27.5ワット/時。大きさは10.5×10.5×16.5センチとなっているので、南側を向いた部屋の日当りのいい机の上などに置いて端末を充電するという使い方ができるだろう。
489ドルは決して入手しやすい価格とはいえないが、長い目で見れば電気代の節約につながり、また停電などの時にも重宝しそうだ。
Rawlemon