77kWhのバッテリーを搭載したSUVで、何よりVWのモジュラーを採用しているのが特徴。来年にも生産が始まる見込みだ。
・他ブランドでベースを共有
VWグループでは全体的にEVへのシフトを加速させている。それを支えるのが、独自に開発したMEBプラットフォームだ。MEBは電気自動車用のモジュラープラットフォームで、さまざまなモデルで利用できる。VWブランドはもとより、傘下企業、そして最近では米フォードもMEBを共用することが明らかになった。今後多くのEVのベースとなることが見込まれるMEBだが、Seatでも「Cupra Tavascanコンセプト」で初めて採用する。
・計器類はデジタル化
Tavascanは77kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、WLTP基準で航続距離は約450キロ。そして電動モーター2つの合計出力は225kWだ。発表された写真をみると、計器類はほぼ全てデジタル化され、それとは別にナビゲーションや音楽など各種情報を表示する13インチディスプレイも搭載している。
SeatはTavascanを今月中旬にドイツ・フランクフルトで開かれるモーターショーでお披露目し、来年にも生産を開始する計画だ。
Seat
(文・Mizoguchi)