その約束はしっかりと実行されるようだ。マイクロソフトのAI研究を担当する上級副社長Harry Shum氏が、中国・上海で開かれたワールドAI会議でHoloLens 2を9月に発売すると明言した。
・具体的な発売日はまだ
発売が来月のいつになるのか、具体的な言及はなかった。またデベロッパーや事業所向けにも同時にリリースされるのかも明らかではない。ただ、マイクロソフトはすでに事業所からのオーダーを3500ドル(約37万円)という価格で受け付けている。
・ビジネスの現場で
簡単におさらいしておくと、HoloLens 2は複合現実(Mixed Reality)のヘッドセットで、現実空間と仮想空間を混ぜ合わせて仮想のものが現実世界にあるようにみせることが可能だ。具体的にはアプリを使って業務のトレーニングやリアルタイムコミュニケーションに活用でき、それらをより効率的に行えるようになるとされている。
スペック的にはディスプレイは片目あたり2Kの解像度で、1度あたりのピクセル数は47と初代の23から倍増している。視野角も大幅に広がり、より投入感が味わえるようになっている。
そして新しいAzure Kinectセンサー、ARMプロセッサー、アイトラッキングセンサー、ハンドトラッキングセンサーなどを搭載している。
今回明らかになった9月発売というのは米国を想定しているが、日本でも同時発売されるのか気になるところだ。
HoloLens 2/Microsoft
(文・Mizoguchi)