Double Roboticsは、最新のテレプレゼンスロボット「Double 3」を発表した。操作の際に映し出す映像には位置情報アイコンが表示され、行き先を示すのが簡単。リアルタイムに障害物を検出して画面表示するため、ヒトやモノにぶるかる心配がない。
一見車輪つきの看板のようなこのロボットには、最新の3Dセンシング技術がつまっていて、自立し半自律走行ができる。
・ズームで見たいものを拡大表示
Double 3からの視点はちょうど目線の高さほど。映し出されたフロアには、グリッドが表示されていて、これは走行可能な領域だ。行きたい場所をクリックすると、障害物を避けてそこまで走行。よく見たいモノがあればズームもできる。
6台のマイクアレイにより周囲の音もバッチリ拾いノイズは減少させる。スピーカーを通して話しかけることもできて、ここまでできれば遠隔地にいてもリアルの出社となんら変わりがないとすら思える。
・深度や障害物をリアルタイムで画面表示
旧プロダクト「Double 2」からの大きな飛躍は、深度センサー、Intel RealSense D430モジュールを含む3Dセンシングシステムの搭載だ。深度センサー2つと超音波距離計5つから得たデータをリアルタイムで処理。深度や障害物が一目瞭然のビューを表示してくれて、障害物をよけながらの操作も直感的にできる。
現在は人のリモート操作が必要なDouble 3だが、IEEE Spectrumのおこなったインタビューによれば、将来的には数台のロボットによりマップを作成して、完全自立で目的地に向かえることを目指すという。
リモート出社などビジネスシーンだけじゃなく、遠隔地からの登校など教育シーンでも利用できそうなDouble 3は、フルセットでの購入が64万9800円となっていて、Double 2をすでに利用するユーザーはヘッドだけを取り付ける方法もあるようだ。
参照元:Double Robotics