画像には、月のランドマークとなるクレーターを鮮明に映し出したものが含まれている。
現在Chandrayaan-2は、着陸に向けてた調整をおこなっており、計画では9月7日に小型ローバーを月に送り込む計画だ。
・月面マッピングのための画像を収集
Chandrayaan-2は、2008年に月周回軌道から月面を観測するミッションを成功させたChandrayaan-1の後継を務める。着陸の前に、上空から月面を撮影してマッピングに必要な画像を収集している。
いよいよ着陸となると、ローバーを積んだヴィクラム・ランダーが月の南極に向けて降下する。この地域では太陽の影になっている部分が多く、クレーターに氷が存在する可能性が高いという。
また、太陽系の誕生にまつわる鉱物が保存されている可能性もあり、これらを調査することが計画されている。
月の南極で鉱物や氷の有無を調査
月面探査に際しては、ヴィクラム・ランダーにより軟着陸し、太陽光を動力とするローバーが撮影やデータ収集。探査機が地球との中継を担う。ローバーは14日間にわたりミッションを遂行する。ちなみに地球での14日間は月での1日に相当する。その後も探査機は上空からの調査を続け、計画では1年ものあいだデータを収集しつづける。
目前にせまった月面探査の行方に世界が注目している。
参照元:ISRO