このたび同社は、8月27日(火)より「成田空港⇔都内9区のホテル間」を送迎する最大9人乗りの旅行者向け「エアポートシャトル」サービスを開始することを発表した。
参考記事:相乗りアプリ「nearMe.」代表の髙原氏が作り出す、これからの時代の移動手段(Techable インタビュー)
AIを活用したエアポートシャトル
NearMe社は、タクシー相乗りサービスの経験を活かし、独自のAIにより最適な送迎ルートを実現したシャトルサービス「スマートシャトル™」を8月21日(水)より開始。今回の「エアポートシャトル」は第二弾として、「成田空港⇔都内9区(新宿区、渋谷区、世田谷区、港区、台東区、墨田区、千代田区、中央区、文京区)のホテル間」の移動を可能にする。同サービスは、AIの活用により最も適したルートで最大9人をピックアップ。空港⇔ホテル間の移動を大型バスでもなく、1人乗りのタクシーでもない新しい形を取り入れることで、時間やお金をかけず、ストレスレスで快適な移動体験を提供する。
開発の背景には、オリンピック開催などによる海外旅行客の増加がある。既存の空港送迎バスは、通常「決まった場所」「決まった時間」で運行しているため、バスを補完する形で早朝・深夜時間などの柔軟さや、停車しない場所への移動負担軽減が求められている。
「エアポートシャトル」は、既存の交通機関を補完し、バスより小回りがきき、1人でタクシーを利用するよりお得に、空港⇔ホテル間の送迎を行うことができるサービスなのだ。
新しい移動手段
サービス利用には、2日前までにオンラインで事前予約をする必要がある。サイトは英語でも対応しており、オンライン決済も可能。料金は、乗車場所や区間を問わず1人 3,980円(税込)となっている。エアポートシャトルURL
今回の発表にあたり、同社代表の髙原幸一郎氏は次のようにコメントしている。
相乗りという新たな概念により、成田空港と都内を結ぶ新しい「モビリティ」を構築し、混雑の緩和、それがひいては空港を利用するあらゆる人が簡単に快適な旅行体験をすることができる、その一助となれれば幸いです。また、今後は空港→ホテル間だけでなく、観光地での周遊なども視野に、様々なサービスを展開できればと考えております。
都心の渋滞、地方の移動問題など、日本には交通課題が多く、近年スタートアップをはじめとして多くの企業がモビリティ事業に参入してきている。そんななか、「新しい移動手段」という側面から問題を解決しようとしている同社のサービスには、今後も注目していきたい。
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