スマートフォン向けゲームアプリ『Pokemon GO』のヒットもあり、「AR」という言葉は広く浸透した。しかし、制作サイドではARコンテンツを手軽に制作できないという悩みもある。

そんななか、Cynack株式会社が世界初のARブラウザ「Sphere」サービスをローンチ。

AR専用ブラウザ「Sphere」

Cynack株式会社は、「3Dを、人類のあらたな言語に。」をビジョンに掲げるARスタートアップだ。

同社がこの度ローンチしたARブラウザ「Sphere」では、カメラにかざしたマーカーなどに情報を紐づけて表示することができる。スマートフォンのカメラなどを、登録したマーカーなどにかざすことで、音楽や動画・演出としての3Dアニメーションなどを表示させることができるのだ。

これを活用すれば、企業のマーケティングはもちろん、大型商材を扱う企業では営業資料で3Dデモンストレーションを行うこともできる。また、ポスターやパンフレット、名刺などにも何かしらの演出を付けることができるのだ。

今後は、2次元だけではなく、立体的なモノや場所であっても、かざしたら情報が出てくる機能や、カメラ内に移った複数のターゲットに紐づけられた情報を同時に表示できる機能などを追加する予定とのこと。

ARプロダクトを共創するパートナー企業募集

ARデバイスは「スマホの次」ともいわれており、立体的な映像で直感的に情報を受け取ることができるインパクトは計り知れない。しかし、現状では手軽に利用できるARコンテンツ制作ツールがなく、料金も不透明なままとなっている。このような背景を受けて開発されたのが今回の「Sphere」だ。

同社では今回のローンチに伴い、持続的かつ実用的なARプロダクトを共創するパートナー企業を募集している。

ARデバイスが普及し、コンテンツも拡充すれば、「リアルの物」の価値が低くなってくるだろう。まさに「スマホの次」の時代が近づいているのかもしれない。

PR TIMES