同店舗は、すでにスマートフォンなどから事前注文・決済ができる「O:der(オーダー)」を導入しており、今回の「O:der Kiosk」導入で、事前注文決済・セルフ注文決済のふたつに対応した未来型店舗第1号となる。
「O:der Kiosk」と「O:der」で未来型店舗実現
2019年9月4日(水)11:30よりR・ベッカーズ池袋東口店に2台の「O:der Kiosk」が導入される。来店した人は、店内に設置された端末から商品を注文し、クレジットカードまたは交通系電子マネーで決済。後は、完成した商品をスタッフから受け取るのみ。現在、端末の対応している商品はフード・ドリンクなど昼メニュー約60種類で、今秋には朝・夜メニューを追加予定。言語は現在日本語のみだが、今秋に英語にも対応する予定だ。
「O:der Kiosk」の導入は、受付業務や会計業務のIT化、店舗オペレーションの効率化を実現し、人材不足の解決へと繋がる。今回の導入で、1人分のレジ人員削減が見込めるという。
また、既存サービスであるスマホで事前注文・決済ができる「O:der」(決済はクレジットカードのみ)を利用すれば、商品の待ち時間をなくすことも可能だ。
JR東日本スタートアッププログラムとは
JR東日本スタートアッププログラムは、ベンチャー企業などから駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、試行錯誤を経て実現していくプログラム。2017年度に初めて開催し、これまでに計42件の提案を採択してきた。ショーケース・ギグは、このJR東日本スタートアッププログラム2018の「アクセラレーションコース」の採択企業である。2018年10月には、本格的な事業推進にあたり資本業務提携を締結し、その第1弾として、「O:der」を使った事前注文・決済サービスを首都圏の駅ナカ店舗に導入した。そして今回第2弾として、「O:der Kiosk」の開発・導入に至ったのだ。
JR東日本グループは、今後も未来型店舗の拡大と、外国人旅行客に対応するため、端末の多言語化を計画中。ベンチャー企業の技術とJR東日本グループの持つ資産を以て、駅ナカの利便性向上を目指すとしている。
「O:der Kiosk」導入で、既存の「O:der」と併せ、受付・会計業務を軽減し、人材不足の解決に期待できる。今後多くの店舗で導入されれば、飲食業界全体の人材不足が解決されていくかもしれない。また、利用者も商品受け取りまでがスムーズになり、より快適な駅ナカが実現することを期待している。
PR TIMES