株式会社Portlは、世界では当たり前になっているプレジャーボートのシェアリングエコノミーを実現させるボートシェアリングプラットフォーム「Portl(ポートル)」のβ版の提供を開始した。
「Portl」開発の背景
国民の意識調査では、10代、20代の約7割がプレジャーボートを活用したレジャーを「やってみたい」と答え、「すでにやっている」と答えた人は5%未満という結果が出た。やっていない理由は「費用が掛かるから」、「きっかけがない」が過半数を占めている。また、プレジャーボート所有者の高齢化も進んでいる。このことから、ポートルは稼働していないボートの遊休時間と、承認を受けたボートの操縦者をマッチングすることによって、ボートレジャーに二の足を踏んでいた人に低価格で安全なボートレジャーを提供しようと開発に乗り出した。
「Portl」の特長
ユーザーが好きなボートを選ぶと操縦者がマッチングされるため、免許は不要。ポートルの平均相場は半日で5万円~6万円となっている。参加人数によっては1人数千円で利用可能となり、若者でも手の届く料金だ。また、予約前にメッセージ機能で相談や追加オプションについてやり取りできるため、少人数のクルーズから大型パーティーまで自由に計画できる。例えば、真上に上がる花火をボートから見たり、海上パーティーを開いたり、都内から数時間で行ける離島クルーズを楽しんだりと、時期やメンバーによって楽しみ方もいろいろ。
同社は今後、"ボートの世界への入り口"として、利用可能地域の拡大やボートタイプの拡充を行う、としている。さらに、貸切利用だけにとどまらず、ディナークルーズや、マリンスポーツといったボートでの楽しみを提案していけるようサービスの拡充を目指す予定だ。
ボートライフに欠かせない船舶免許取得、ボートチャーターの料金という2つの壁を取り払った「Portl」は、島国である日本の海のレジャーをより身近なものにしてくれるだろう。日本人もこれから新しい海の楽しみ方を見つけるかもしれない。
PR TIMES