すでに、首都圏で中古マンションの買取再販事業を行う不動産会社が複数参画し、約100件の物件情報を公開している。
手数料がかからない「すむたす直販」
昨今、国内で深刻化する空き家問題は、地方の戸建てだけでなく、都市部のマンションにおいても物件の老朽化に伴う管理等の問題が注目され始めている。一方で、消費者側の意識も徐々に変化しており、これまでの新築物件需要が崩れ始め、ライフスタイルに合わせた安価なリノベーション物件の需要が高まってきている。
このような背景を受け、同社は中古マンションのさらなる流通促進を目指し、リノベーション物件に特化した中古マンション販売サイト「すむたす直販」の提供を開始したのだ。
同サービスは、買取再販企業が扱うリノベーション物件に特化して、検索と内見申し込みができるサービス。
本来、不動産購入時には仲介手数料として物件価格の約3%を支払う必要があった。しかし、「すむたす直販」では不動産仲介会社を挟まずに購入ができるので仲介手数料がかからないのだ。さらに、販売企業側の掲載手数料が無料なため、その差額も販売価格に反映される。
今後の展望
現在すでに約100件の物件掲載があり、半年後には約300件の物件掲載数を予定。今後は、対応エリアを拡大し地方都市圏にも展開していくとともに、中古マンションだけでなく戸建て土地など対応物件種別も拡大していく考えだ。同サービス提供開始にあたり、すむたすの代表取締役である角高広氏は次のようにコメントしている。
諸外国と比較すると中古の割合が極端に少ないという日本の不動産業界が長年抱える課題は、1社だけでは解決できない大きな課題です。これからも様々な企業や団体の皆様と力を合わせて、家の売り買いをよりスムーズにしていけるような世の中を作っていければと思います。
新たなオンライン販路として利用できる「すむたす直販」が、リノベーションマンションの需要に応えるサービスになることを期待したい。
PR TIMES