
Slack等のコミュニケーションツールのデータをAIで解析し、従業員のコンディションや業務時間等を客観的に可視化するサービス「Well」を運営する株式会社Boulder(ボルダー)は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、株式会社FORCAS・株式会社ジャパンベンチャーリサーチ代表取締役 佐久間 衡氏、株式会社ヘイ代表取締役 佐藤 裕介氏を引受先とした総額6000万円の資金調達を実施。また、「Well」α版をリリースした。
・従業員の行動データをAIで解析、リアルタイムで可視化

「Well」を導入することで、より客観的に組織の現状分析が可能になるほか、従来のアンケートでは難しかったリアルタイムでのキャッチアップを実現し、従業員や組織の課題に迅速に対応できるようになるアドバンテージがある。例えば、従業員について、放置すると深刻になるような課題を予兆段階でキャッチできる。
・普段どおり、Slack等のコミュニケーションツールを利用するだけ

またアンケート回答にはしばしば、記入者の主観が入ってしまうものだが、「Well」の場合、実際の行動データに基づいた機械学習を用いることで、従業員や組織の状態をより客観的に可視化できる。
・従業員の幸福度と、自社の収益の両立を目指す
「Well」では、「カスタマーサクセス(※注1)」と同じく、従業員の成功(=事業の成功)と、自社の収益と従業員の幸福度(ウェルビーイング)を両立させる「エンプロイーサクセス」という概念を掲げている。「Well」を通じて、企業に勤めている従業員が幸福かつ、健やかに働けるようになることを目指す。今後は、従業員の課題解決に繋がるような機能も加えていく予定で、従業員ファーストのプロダクトとして開発を進めていくという。
※注1:企業が顧客に対し、受動的に顧客の要望を満たすためだけにサポートをおこなうのではなく、顧客の成功(=事業の成功)と自社の収益とを両立させることを目指す概念
「Well」α版のリリースにあわせ、同社では無料トライアルを実施中とのこと。従業員の良好なコンディションが、企業の業績を上げ、未来をつくっていく。このような概念が、日本中に広がり、よりよい働き方ができる社会になっていってほしいものである。
Well α版
PR TIMESリリース