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保育士の負担軽減! 埼玉県がIoT、AI等を導入し「スマート保育園」のモデル実証実験を行う

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現在の保育現場は問題が山積みだ。待機児童問題、その一因である保育士不足や保育士の負担過多、また保育士不足により園児の安全確保にも不安を感じる親は多いだろう。

埼玉県は「Saitama-Collaboration-Lounge(Sai-Co-Lo/サイコロ)」を設置し、民間企業等からの提案を受け、積極的に民間企業と連携している。今回はユニファ株式会社と連携し、IoT、AIを導入することで、保育士の業務負担軽減と保育の質向上等を目指す実証実験を実施する。

「スマート保育園」モデル実証実験の概要

現在、保育士はお昼寝の時の体動記録や日誌作成などの作業が膨大で、園児と集中して向き合う環境を作りにくいという課題がある。

そこで、ユニファが開発するベビーテック(「ベビー」と「テクノロジー」を合わせた造語)を、川口市・戸田市の保育園10ヶ所に無償で導入し、そのデータから安全性確保を前提に効率化できる業務の整理やICT化への課題を検証する。

導入予定のひとつ「見守りAI」は、お昼寝中の体動や体の向きを記録する「ルクミー午睡チェック」とスマート体温計「ルクミー体温計」からのデータを収集し、園児の健康状態の異変を早期検知するもの。

また、「スマート日誌」は、自動撮影や音声録音のデータをAIが処理し、効率的に日誌を作成。「キッズリー保育者ケア」による組織診断では、早期離職の防止が期待できる。

保育園の実情を考慮し、以上のうちいづれか、またはすべてを試験導入するとのこと。実施期間は2019年9月から2020年2月まで。

ユニファ株式会社について

ユニファ株式会社は、「“家族✕テクノロジー”で世界中の家族コミュニケーションを豊かにする」をミッションに掲げ、幼稚園・保育園向けてインターネット写真販売サービス「ルクミーフォト」や園児のお昼寝を見守る「ルクミー午睡チェック」などを提供している。

2017年第1回スタートアップワールドカップ世界大会では優勝。2018年には『ルクミー午睡チェック』 で特許を取得した。その他、キッズデザイン賞など数々の賞を受賞している。

保育士の業務過多は最近よく取り上げられている。園児の保育はもちろん、事務作業、園児が帰宅後も業務が多い。テクノロジーの力でこの問題を少しでも解決することができれば、保育士不足や待機児童問題などの諸問題についても解決に近づくかもしれない。

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