「CDが売れない時代」と言われて久しい昨今、大半のアーティストにとって新たな収益源を確保するのは大きな課題だ。そんな中、1800万曲のライブラリを保有する北米で人気の音楽ストリーミングサービスのRdioは、アーティストが自分の音楽をファンに共有、推薦し、その結果Rdioの会員獲得に貢献するとその分の収入を得られるという“Rdio Artist Program”を立ち上げた。

同社は「アーティストが音楽ストリーミングサービスからこれまでにない形で収益が得られるユニークな取り組み」とうたう。

このプログラムは、アーティスト自らがRdioでストリーミング配信している自分の音楽をTwitterやFacebookを介してファンにレコメンドして、そこからファンがRdioの新規会員となった場合、勧誘した会員1人につき10ドルがアーティストに支払われるという仕組みだ。

RdioのCEOは、「すぐれたアーティストでも生活費を稼ぐのが難しいケースが増えている。“ファンとつながる”という、アーティストにとって本来の仕事ともいえるところで彼らを支援したい」と話す。このプログラムはRdioが使用可能な14カ国で利用できる。

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