管制スペースや顧客が過ごすラウンジなどを備え、内装などもすでに完成している。同社によると、世界初の商業運用目的の宇宙港となり、初の商業宇宙旅行を2020年にも実施する見込みだ。
・1階はくつろげるスペース
建物は2階建てで、1階は「Gaia」と名付けられ、宇宙旅行を行う顧客やその家族がくつろげるスペースとなっている。名称にある通り、木材など自然素材を多用して地球をイメージしている。宇宙旅行を楽しむ人は、ここから宇宙船に乗り込むことになる。
・2階に管制センター
建物の2階部分は管制センターとなり、「Cirrus」と名付けられている。飛行のオペレーションをここで全てコントロールし、ミッションの打ち合わせ部屋などもある。もちろん離発着が目視できるよう、オープンなつくりだ。Virgin Galacticの宇宙旅行は、乗客が乗り込んだ子機SpaceShip Twoを母機が上空まで連れて行き、そこで子機がジェットエンジンを発射して単体で宇宙にいく。
つまりスペースポート・アメリカは母機と子機を収容する必要があるが、ハンガー部分は翼幅が約43メートルある母機を2機、そして子機5機が駐機できる広さとなっているとのこと。
同社はすでに宇宙旅行の予約を受け付けていて、順調にいけば2020年に初の商業宇宙旅行がスペースポート・アメリカから打ち上げられる見込みだ。
Virgin Galactic
(文・Mizoguchi)