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ブロックチェーンベースのオフィススイート!「Arcane Office」ならデータを自分で守れる

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GoogleやFacebookをインフラのごとく活用していると、利便性と引き換えに行動データを渡していることをついつい忘れがちだ。それだけでなく、万が一運営者側のサーバーがハッキングにあえば、アップロードした写真やファイルが流出する可能性もあるだろう。

ご存知の通り欧米では、データの所有権をユーザーに移そうとの動きが高まってきている。こうした背景から登場した写真や文書を非中央集権的に管理できるソリューション、「Arcane Office」を紹介していこう。

・データとアプリ、IDがそれぞれ独立

Arcane Officeは、ブロックチェーンベースのプラットフォーム、「Blockstack」上のアプリだ。BlockstackではGaiaストレージシステムを利用し、データをアプリと切り離して管理。データの保存先にはBlockstackプロバイダーによるもの以外に、AWSやAzure、Google Cloud Storageなどが選択可能となっている。

まずはBlockstack IDを作成すると、Blockstackブラウザからアプリに接続できるようになる。アプリ用のIDとファイルは設計上切り離されていて、たとえIDが漏れてもファイルにはアクセスできない仕組みだ。

別の環境からファイルにアクセスする際は、Blockstack ID作成の際に発行されたリカバリーコードやリカバリーキーと併せてパスワード、メールアドレスを用いることになる。

・WordやGoogle Docsのファイルをインポートできる

Arcane Officeにアクセスすると、使い慣れたレイアウトが表示される。WordやExcel、Google DocsやSheetsのファイルをインポートすることもできて操作は簡単だ。

ただ、DocsやSheetsへのアクセスの際に時間がかかることがあった。

アプリの使い勝手は、いまのところ中央集権型のようにはいかないようだが、自身でデータを管理する選択肢は魅力的。Arcane Officeを試してみたい方はWebページから可能だ。

Arcane Office

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