この度Instagramは、ストーリーズの利用者がより楽しく、クリエイティブに、そして個性的に投稿できる「Spark AR」の提供を開始した。
「Spark AR」の魅力
FacebookのARプラットフォームである「Spark AR」は、利用者が自らARカメラエフェクトを作成・公開できる。ARとは拡張現実と言われ、実在する風景に仮想の情報を重ね合わせ、実際の世界を仮想的に広げる技術のこと。近年有名なARと言えば「ポケモンGO」だろう。カメラで写した現実世界に架空のポケモンが登場する。今回の「Spark AR」では、「ポケモン」の部分を自ら作り出せるのだ。独創的な髪型やメイク、変わった柄のモザイクなど、個性を存分に発揮できる。
また、他の利用者が公開しているエフェクトを試すことも可能だ。ストーリーズ専用カメラの画面右下の顔のアイコンをタップし、「エフェクトを見る」をタップすると、「エフェクトギャラリー」が表示される。そこで他の利用者のエフェクトを見られる。
「Spark AR」は、ベータ版として限られたクリエイターにのみに提供されている期間があり、日本でも様々なクリエイターがエフェクトを作成・公開した。2018年、アジア太平洋地域で初めてカメラエフェクトをデザインした著名人は渡辺直美さん(@watanabenaomi703)だ。渡辺さんらしいカラフルで人を惹きつける髪型やメイクを体験できるエフェクトを2種類公開している。
また、2019年7月には、日本初の試みで、FRP’19 Timetableのように特定の被写体にカメラをかざすとエフェクトが起動するという、FUJI ROCK FESTIVAL 2019(@fujirock_jp)に向けた特別デザインを2種類追加した。
「Spark AR」の使い方
エフェクトを提供しているアカウントを既にフォローしている場合は、ストーリーズ専用カメラの画面右下の顔のアイコンをタップ、表示されたトレイの中から該当するアイコンをタップするとカメラエフェクトが表示される。アカウントをフォローしていない場合は、他の利用者がカメラエフェクトを使ってストーリーズに投稿した写真や動画の画面上部に「作成:◯◯◯さん・試す」と表示されているので、「試す」をタップするとトレイにエフェクトが追加される。
その他、プロフィール画面からも利用可能。ARカメラエフェクトのタブを選択し、デザインをタップ、サンプル動画の左下の「試す」をタップするとストーリーズ用カメラが開くので、そのまま撮影できる。
Instagramの利用者はストーリーズにより、ちょっとした感動や喜び、時には怒りを自分のコミュニティに発信している。それぞれが個性豊かな表現方法で動画を撮影しているが、「Spark AR」によりその選択肢は大きく広がるだろう。公開し、自分のエフェクトが話題を呼べは、一躍時の人となるかもしれない。
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/08/sparkar/