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Start Up 売れ残った野菜や果物をまとめて割引販売するフランスのプラットフォーム

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売れ残った野菜や果物をまとめて割引販売するフランスのプラットフォーム

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仏パリで2017年に創設された「Graapz」は、販売期限が迫っている野菜や果物を割引で販売したい小売業者と消費者をつなぎ、余剰食料を再流通させ、食料廃棄量の削減に寄与しようと取り組むオンラインプラットフォームだ。

フランスとベルギーを対象エリアとし、カルフール(Carrefour)やFranprix(フランプリ)などの大手スーパーマーケットチェーンも含め、100店舗以上が参加している。

・3キロ分の野菜や果物を6ユーロで販売

「Graapz」では、参加する小売店が、売れ残った青果物を3キロ分集めて袋詰めして一律6ユーロ(約708円)で販売。

消費者は、ウェブサイトもしくはスマホアプリから「Graapz」に参加する小売店を探し、オンラインで注文したうえで、店舗に出向いてこれを引き取る流れだ。

このようなスポット購入型のほか、月額20ユーロ(約2360円)で、週1回、袋詰めされた3キロ分の青果物が得られる定期購入サービスも提供されている。

・余剰食料を効率的に再流通させる手段を提供

デンマーク発の「Too Good To Go」やスウェーデンの「Karma」など、生鮮食品から加工食品、レストランの売れ残りメニューまで、様々な余剰食料を幅広く扱うプラットフォームと異なり、「Graapz」は、小売店で売れ残った青果物に特化しているのが特徴。

消費者に個別の商品を選ばせるのではなく、売れ残った青果物を袋詰めして、一律の価格でまとめて販売することで、余剰食料の販売にまつわる手間やコストを効率化しているのも小売店にとっては利点といえるだろう。(文 松岡由希子)

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