部屋の鍵をシェアするときにあると便利なキーボックスが登場した。米スタートアップが開発した「Populife」だ。

物理的な鍵やカードなどを中に収納できるボックスで、表面に付いているボタンによる暗証番号入力かBluetoothでの解錠に対応するスマートタイプ。Airbnbの部屋の貸し借りなどに使えそうだ。

・小物を複数収納できる

最近はスマートロックなどが市販されているが、これらは取り付け工事が必要になる。その点、Populifeは従来の鍵やアクセスカードを中にしまうタイプなのであらゆるドアで使える。

亜鉛合金や鉄でできたPopulifeはコンパクトながら鍵やカードなどの小物なら複数収納でき、実際はドアの鍵でなくても重要なものの受け渡しにも使える。

・暗証番号の発行も

解錠方法は暗証番号入力かBluetooth。専用のアプリが用意されていて、アプリをダウンロードしたスマホで解錠できるほか、このアプリで一時的な暗証番号を発行して友達などにシェアすることもできる。

たとえばクリーニングや工事など外部の人に暗証番号を発行する場合、安全を確保するために、その暗証番号が使える時間を設定することもできる。

管理者は発行した暗証番号の利用状況を確認できるほか、正しくない暗唱番号が5回連続で入力されるとPopulifeがロックモードになるなどセキュリティにも配慮されている。

Populifeは単4電池4本で作動し、平均1万回ほどの使用が可能とのこと。そしてバッテリー残量が少なくなってきたらアプリにアラートを送るようになっている。防水規格IP65をクリアしていて、屋外での使用にも耐える。

Populifeは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中で、今なら59ドル（約6200円）の出資で入手できる。9月21日までキャンペーンを展開し、11月に発送が始まる見込み。

Populife/Kickstarter