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Start Up 世界初の量産型ソーラーカー「Sion」が2020年にスウェーデンで量産開始へ

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世界初の量産型ソーラーカー「Sion」が2020年にスウェーデンで量産開始へ

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独ミュンヘンで2016年に創設されたスタートアップ企業Sono Motors(ソノ・モーターズ)では、世界初の量産型ソーラーカー(SEV)「Sion(サイオン)」を2020年から量産するべく、本格的に動き出している。

・予約受注台数が1万台を突破

248個の太陽電池が装着された「Sion」は、太陽光で発電した電力を容量35キロワット時(kWh)のバッテリーに蓄え、この電力をエネルギー源として最高速度140キロメートルで走行する。

Sono Motorsの公式ウェブサイトでは、1台あたり2万5500ユーロ(約301万3800円)の前払い式で「Sion」を予約販売しており、2019年5月には予約受注台数が1万台を突破。

世界20カ国以上から予約受注を得、そのうち、ドイツ、オーストリア、スイスの3カ国からの受注がおよそ87%を占めている。

・2020年にスウェーデンで量産開始へ

Sono Motorsは、2019年4月、「Sion」の量産化に向けて、スウェーデンの電気自動車製造会社ナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデン(NEVS)との提携を発表した。

スウェーデン南西部トロルヘッタンのナショナル・エレクトリック・ビーグル・スウェーデンの工場で2020年7月以降、「Sion」の量産を開始し、その後8年間で、合わせて26万台を生産する計画だ。

「Sion」の生産に必要となるエネルギーは、すべて再生可能エネルギーでまかなわれるという。

これまでに予約受注している「Sion」は、2021年に納車される見込みだ。(文 松岡由希子)

Sono Motors

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