最近CEOのイーロン・マスク氏はTwitterにて、プロトタイプが初テストフライトを行う可能性をほのめかした。
Starshipは前澤友作氏とアーティストが搭乗予定のもので、初ミッションに向けて改良とテストが重ねられる。
・テストフライトに向けて建設中のプロトタイプを披露
Just left Starship Texas build site. Very proud of progress SpaceX team has made! Pics are of 9m dome rotation & Starship airframe behind windbreak. pic.twitter.com/1cmOzkPlkn
— Elon Musk (@elonmusk) August 5, 2019
実は、Starshipのプロトタイプは2機同時に開発が進められていて、これには社内競争を通じてよりミッションに適したものを作ろうとの意図がある。
それぞれシンプルにMk1、Mk2と呼ばれるが、先日マスク氏が、テキサス州ボカチカにて建設中のMk1の写真を披露。先に飛ぶのはこのMk1のほうになりそうだ。
マスク氏はTwitterにて、近々ボカチカにておこなわれるStarshipのデザイン変更発表会までには、ほとんど飛ぶ準備が整っていることを示している。
Very convincing! Ok, Boca it is. We should have Starship Mk1 with 3 Raptors almost ready to fly by then.
— Elon Musk (@elonmusk) August 4, 2019
・Mk1はRaptorエンジン3基を搭載
また、Mk1にはRaptorが3基搭載されているとのことだが、Raptorとは、先月、Starhopperを高度20mまで打ち上げてテストされた次世代エンジンだ。最終的にStarshipには6基のRaptorが搭載され、Starshipの打ち上げロケット、Super Heavyには35基のRaptorが搭載される。
ちなみに、StarshipおよびSuper Heavyも現行のFalcon 9やFalcon Heavy、Dragonと同じく再利用可能とのこと。
SpaceXによると、Starshipは2021年の正式デビューを目指している。まずは、通信衛星を運ぶ可能性がある。人間を運ぶ初ミッションは2023年を計画。これには前澤友作氏とアーティストたちが乗ることになるだろう。
参照元:SpaceX's Mars-Colonizing 'Starship' Prototype Coming Together in Texas/Space.com