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量り売り方式の青果物を自動で識別するソリューションをベルギーのスーパーが試験的に導入

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ベルギーの大手スーパーマーケットチェーンColruyt(コルホイト)は、2019年8月、ベルギーのスタートアップ企業Robovisionとの提携のもと、人工知能(AI)によって野菜や果物を自動識別するソリューションをベルギー国内で初めて試験的に導入した。

・120種類の野菜や果物を97%の精度で識別するソリューション

欧米のスーパーでは、野菜や果物をそのまま山積みで陳列し、量り売り方式で販売するのが一般的だ。

商品を特定するバーコードが貼付されていないため、レジ会計時に、店員が野菜や果物の種類を確認し、マニュアルでコードを入力している。

そこで、Colruytでは、人工知能を活用し、野菜と果物を自動で識別する最新ソリューションを試験的に導入した。

レジに設置された専用はかりに野菜や果物を乗せると、はかりの上にあるカメラがこれを撮影し、画像をもとに、はかりに乗っている野菜や果物を120種類もの中から97%の精度で識別する仕組み。

専用タブレット端末に識別結果が表示され、利用客が内容を確認して確定ボタンを押すと、その情報がレジに反映される流れとなっている。

・レジ業務の効率化や青果物の包装簡素化に役立つ!?

Colruytでは、ベルギー北西部コルトレイクの1店舗にこのソリューションを導入し、3ヶ月にわたる実証実験に着手した。

このソリューションによって、レジ会計の時間短縮やレジ業務の効率化につながるのはもちろん、青果物の包装の簡素化にも役立つのではないかと期待が寄せられている。(文 松岡由希子)

Colruyt

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