「ロッカー不足」を解消するのに一役買ってくれそうなサービスが、ecbo株式会社が運営する、荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」だ。このたび、対応エリアが全47都道府県に広がり、日本全国で利用ができるようになった。
・荷物を預けたい人、預かりスペース提供する店をつなぐ
「ecbo cloak」は「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐ荷物預かりサービス。アプリからの事前予約を行い、預かる店舗や施設に荷物を預けるというシステムだ。2017年1月に東京エリアでローンチしたのを封切に、主要都市や観光地など需要のあるエリアを中心に展開を進め、このたび全47都道府県で利用可能になった。
サービスローンチ当初より外国人観光客の間で認知が広がり、スーツケース等の旅行荷物を預ける外国人の利用に加え、最近では日本人の日常利用も大幅に増えているという。既存のコインロッカーに入らない大型の荷物(ベビーカー、楽器、スポーツ用品)などを預けられるようになり、ロッカーでは対応できないニーズに応えている。
サービスの利用方法はとてもシンプル。まず、アプリで荷物を預ける店舗を探す。次に、預ける期間、荷物数を指定して予約。あとはチェックイン日に荷物を預け、チェックアウト時に指定した時刻に荷物を引き取るだけ。
・2020年に東京五輪に向けて増える、訪日観光客の手荷物問題
2020年に東京五輪の開催を控え、訪日観光客の増加と荷物の預かり需要の増加が見込まれるが、既存の設置されているコインロッカーだけでは供給が追いついていない現状がある。荷物を預けられずに困る人は1日に17.6万人にも及ぶ。この「ecbo cloak」は、2016年8月に同社代表の工藤氏が、渋谷で訪日外国人に「スーツケースの入るコインロッカーを探している」と相談を受けて一緒に40分も探し回ったが見つからず、このスマホの時代になんて非効率的なことが起きているんだろう、と課題を感じたことをきっかけに誕生したという。
・店は副収入や集客につなげられる
一方、スペースを貸し出す店としては、これまで遊休空間だったお店の空いているスペースを荷物置き場として貸し出すことで、副収入につなげられるほか、荷物を預ける客が来店のついでに店内サービスを受けるなど、集客の効果も同時に見込める。万が一、客の荷物の紛失、破損、盗難等が起きた場合でも、1個につき最大20万円まで保険が適用。安心して荷物を預かれる。
また、ユーザーの利用料金から、手数料を引いた金額を収益として支払うシステムなので、店側には掲載料やサービス利用料の負担は一切なし。気軽に安心してスペースの貸し出し登録に踏み出せそうだ。
東京五輪に向けて、今後ますます増えるであろう訪日外国人。「ecbo cloak」のようなサービスで荷物の預かり先問題が解消されれば、外国人の身軽な旅が実現し、もっと日本の滞在が楽しくなるはず。良い思い出をもって帰国してもらいたいものだ。
ecbo cloakアプリ
ecbo cloak
PR TIMESリリース