しかしさらにその先をいく水泳ゴーグルがFORMから発売された。スイマーが泳ぎながらデータをリアルタイムに把握できるというものだ。
・ジャイロ内蔵
FORMの外観は通常のゴーグルとさほど変わらず、アイカップの大きさも同じくらいだ。ただ、右側のテンプル部分に少し出っ張りがある。これが“スマート”の秘密で、ジャイロスコープやバッテリーなどを内蔵している。また、ゴーグルのレンズ部分がシースルーのディスプレイとなっていて、ここに各種情報を映し出す仕組み。これにより、スイマーは泳ぎ終わった後にスマートウォッチやスマホでデータをチェックしなくても、泳ぎながら「今の状態」を把握できる。
・アプリで分析も
このスマートゴーグルで収集できるデータは、スプリットタイムやストロークレート(回数)、ペース、距離、燃焼カロリーなど。今の自分のペースがどれくらいなのか、あるいは一定のスピードを維持できているかなどを泳ぎながら確認できる。操作は横についているボタンで行う。ボタンは2つあり、1つがオンオフ用のスイッチ、そしてもう1つのボタンで表示モードを変更できる。
もちろん、データはBluetoothで接続するスマホなどのアプリに送信され、スイマーやコーチはそうしたデータをさらに分析したり、過去のものと比較したりすることができる。
このスマートゴーグルはUSBケーブルでつないで充電でき、フル充電で16時間使用できるとのこと。価格は199ドル(約2万1000円)とお高めだが、パフォーマンス向上を目指している人は活用しない手はなさそうだ。
FORM
(文・Mizoguchi)