そして今回、満を持して2都市目での展開となる。同じく西海岸だが、シアトルより南に位置するカリフォルニア州でScoutによる配達を始めたと発表した。
・平日の日中のみ
配達対象となるのは、同州オレンジ郡のアーバインエリア。当面は“ごく少数”のScoutが月曜日から金曜日まで、日中限定で配達を行う。顧客の側がScoutによる配達を指定することはできず、アトランダムに活用されるとのこと。Primeメンバー向けの無料同日配送などにも使われる。
・スノーストームも経験
ScoutはAmazonがハードウェアもソフトウェアもいちから開発した6輪自動走行ロボットだ。搭載するセンサーなどで障害物を避けながら目的地を目指して歩道を自動走行する。シアトルでのテスト運用では空き缶やスケートボードなどさまざまな障害物に直面した。また、北部ならではのスノーストームの中での配達も行ったとのこと。今回対象エリアを南部にしたのは、シアトルとは異なった天候や環境下で経験をさらに積むという狙いがあるようだ。
Amazonのブログによると、Scoutにはまだスタッフが付き添っているが、Scoutによる配達に顧客は好意的な反応を示しているという。
Amazon Blog
(文・Mizoguchi)