事業者は、150kg以下の小型衛星なら225万ドル(約2億4000万円)で託せる。そのほかプライシングについてもWebページにて公開済みだ。
・3回のミッションをすでに計画
SpaceX is expanding its launch services to directly address the needs of small satellite operators through regularly scheduled, dedicated Falcon 9 rideshare missions → https://t.co/jqQxEdt4xp pic.twitter.com/3gzOPxdVkW
— SpaceX (@SpaceX) August 5, 2019
SpaceXによるSmallSat Rideshareプログラムは、民間によるこの手のサービスのなかでは最安値とのこと。例えばRocketLabでは、150kg以下の積み荷で500万ドル(約5億3200万円)と2倍以上の価格設定だ。
また、予約制で定期打ち上げがあるのは強みで、ほかの積み荷との兼ね合いで重量オーバーになる事態が避けられる。開発が思うように進まず打ち上げに間に合わない可能性もあるが、その場合は再予約できるようだ。その際、再予約料金が追加で発生する可能性はあるが、サービスに対しての料金は無駄にならない。
現在、3回のミッションが計画されていて、最初のミッションは2020年11月~2021年3月、2番目のミッションは2022年第1四半期、3番目のミッションは2023年第1四半期となっている。
・小型衛星を太陽同期軌道に
いずれのミッションでもFalcon 9は、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地内から発射し、小型衛星を太陽同期軌道(SSO)に送り届ける。メニューを見ると、積み荷を接続する「ESPAポート」のサイズで料金が変わってくることがわかる。15インチ(約38cm)と24インチ(約61cm)のESPAポートがあり、それぞれの基本重量(150kg、300kg)が設けられている。基本重量を超過すると追加料金が発生するようだ。
また、打ち上げ直近の予約では料金は割増となる。
頻繁に商用フライトを成功させているSpaceXなだけに、Falcon 9の定期便は安定したサービスを提供してくれそうだ。
参照元:SpaceX announces Falcon 9 SmallSat Rideshare program with launches to start in 2020/TeslaRati
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