・渋滞知らずの次世代交通
The Boring Companyは車や人を運ぶ専用の車両をトンネル内で走らせる構想を展開している。トンネルを移動することから陸上の交通渋滞とは無縁で、しかも高速なので移動時間を大幅に短縮できるとされている。また、電動の車両を活用することから二酸化炭素排出も抑えられるのもメリット。米国では次世代交通網として注目されていて、すでにラスベガスで建設を受注。
その会社を中国にも設立するということは、つまり中国でも高速地下交通を展開するということになる。
・注目されるルート発表
マスク氏は8月29〜31日に中国・上海で開催される世界AI会議に出席する予定で、これに絡んでツイッターで「Will also be launching The Boring Company China on this trip(またこの中国訪問ではThe Boring Company Chinaを立ち上げる)との意向を明らかにした。会社を設立する以上は、具体的な計画がすでにあるとみるのは当然のことで、会社設立発表時に具体的なルートが示されることが期待される。
中国は人口が多く、近代化に伴って交通渋滞や大気汚染といった問題が深刻化していることから、導入するメリットは大きいと地元当局が判断したというのは大いに考えられる。
Elon Musk/Twitter
(文・Mizoguchi)