・パンのフードロス削減通販サイト「rebake」、廃棄パン7.5t削減を達成
パンの廃棄を減らすために取り組んでいるのが、パンのフードロス削減通販プラットフォーム「rebake」だ。運営元の合同会社クアッガは、2018年12月のリリースから8か月で、「rebake」で取り扱っている廃棄パンの総量が7.5tを超えたと発表した。わずか1年足らずでこれだけの廃棄パンを有効活用することにつながっている。
・ベジタリアンやアレルギーの人向け、自家製酵母など様々なパンが揃う
「rebake」は、廃棄パンをなくす、パンのお取り寄せプラットフォーム。居住地から遠方のこだわりのパンの通販購入をしたり、廃棄になりそうなパン(通称ロスパン)の購入をすることで、パンの廃棄を減らすことに貢献できるというものだ。取り扱うパンの種類も様々で、ヴィーガンやベジタリアン向け、アレルギーの人向け、自家製酵母のこだわりのパンなどなど。自分のニーズや好みに合ったパンを選ぶことができる。
また、売上収益の一部は食品ロスや環境の問題に取り組む団体に寄付されるという。
参考URL:https://rebake.me/blogs/news/12
・90%以上のパン屋がロスを減らしたいという意識
「rebake」をリリース前に行った事前調査では、約150店舗の内、90%以上のパン屋が「パンのロスはできるだけ減らしたい」という回答をしており、パン屋全体の流れとしてロス削減への意識があることがわかった。実際に「rebake」に登録利用している店舗からは、以下のような声が寄せられている。
「自分で作ったものなので絶対にロスにしたくないと思っていました。rebakeのユーザーの方においしく食べて頂けて、本当に良かったなと思っています。(パン屋店主/茨城県)」
「ロスが怖くて、人気のパンでもできる限り少なく作っていたため、お客様ががっかりして帰ることもよくありました。今ではしっかり適正量を作ることができているので、ロスの心配がなくなったのもそうですが、目の前のお客様に喜んで頂けるのがうれしいです。(パン屋店主/神奈川)」
現在、「rebake」には約100店舗のパン屋が掲載されている。
・国連の「持続可能な開発目標」や環境保全に貢献へ
ロスパンを販売することで「rebake」では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の12.3に明記されている、「2030年までに食品廃棄物を半減させる」という目標の達成へ貢献するために取り組んでいく。また、目標の13~15に明記されている陸や海の保全という問題解決に努める団体の支援や、「rebake」上で様々な活動を実施するなど、取り組みをおこなっていきたい意向だ。
世界には、飢餓や貧困で苦しんでいる人々がたくさんいる。そんな実情がありながら、食品を廃棄する行為は世界全体でみると大きな損失ともいえる。パンの廃棄を減らし、世界の環境保全へ貢献しようという「rebake」の取り組み。ぜひ応援していきたい。
rebake
合同会社クアッガ
PR TIMESリリース