そんな商品棚の画像を撮影して、分析・管理のためにデジタル化できる画期的なサービスを運用しているのが、シンガポールに本社を構えるグローバル企業Traxだ。アメリカやイギリス、ロシア、中国、オーストラリアなど世界各国に拠点を置いている。
このたび、この「商品棚を見える化する」コンピュータ ビジョン ソリューションが、ついに日本本格参入を開始する。日本では大手消費財メーカーがすでにTraxのサービスを使用しており、サービス導入の需要の高まりが見込まれている。
・「商品棚の監査」をデジタル化し、リアルタイムで情報把握可能に
Traxの技術を駆使することで、これまで人の目と手を使い、マニュアルで作業をしていた「商品棚の監査のデジタル化」が実現。品切れ、商品棚シェア、プラノグラム、価格設定、販売促進順守状況などの情報が「見える化」されて表示。店舗で各製品がどのように陳列され、補充され、売れているのか、リアルタイムの情報把握が可能になる。より正確な情報を分析できるようになれば、さらに効率的な売り場展開がおこなえるようになるというわけだ。
・日本への本格参入を記念し、「Trax Innovation Day 2019」を開催
今回の日本への本格参入を記念して、「Trax Innovation Day 2019」というイベントが7月11日に開催された。TraxのAPAC マネージング・ディレクターNadav Itach氏や、日本コカ・コーラ株式会社のMingkwan Klongnawee氏らが講演をおこない、今後の日本での展望について語った。これまでマニュアル作業だった商品陳列、在庫管理や発注といった商品棚の管理をデジタル化する、新しい画像認識技術を消費財業界にもたらしたTrax。同社では、「売り場の最適化」「小売店の物理的世界をデジタル化」を今後も目指していく。小売店の業務負担を減らしてくれる画期的なサービスの普及に期待がかかる。
Trax
PR TIMESリリース