Googleはこの秋に新スマホ「Pixel 4」を発表する見込みだが、その新端末に顔認証とジェスチャー操作の機能を搭載することを明らかにした。

スマホに顔を向けるだけでロック解除したり、スマホの前で手を振ることで曲送りしたりできるようになるというもので、これら新機能を紹介する動画をブログで公開している。

・レーダー活用の技術

いずれの機能も同社が開発を進めてきた、Soliと呼ばれる技術をベースにしている。この技術はレーダーを活用し、些細な動きを感知するというもの。2016年のI/Oデベロッパー会議で発表していた。

このSoli技術を初めて搭載するGoogle社製端末が「Pixel 4」となる。

・端末逆さでも顔認証

顔認証によるロック解除は他メーカーの端末でもすでに導入されているが、Googleによると、他の端末のように一定の角度で顔を向けてしばらく待ったりしなくても、Pixel 4ではセンサーがプロアクティブに作動し、かなりスムースな操作となるという。

顔認証は端末を上下逆さにしても機能し、ロック解除だけでなく支払いやアプリの認証にも活用できる。

また、ジェスチャー操作では、端末の前で手を振って流している音楽の曲送りをする様子がビデオで紹介されている。このジェスチャー操作はアラームのスヌーズなどにも使えるとのこと。

Pixel 4の正式発表は10月頃が予想されていて、他にどんな機能を実装してくるか期待が高まる。

Google Blog

（文・Mizoguchi）