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EVの次は電気飛行機!? ケープエアーが初めて「Alice」を発注

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近い将来、電気飛行機が一般的な交通手段となるかもしれない。マサチューセッツの航空会社、Cape Airが、2022年の就航を見据えて完全電気飛行機を発注した。9人乗りの電気飛行機「Alice」は、イスラエルに本拠を置くスタートアップ、Eviationが開発するものだ。

Aliceは、1回の充電で1000kmのフライトが可能。飛行時の消費エネルギーや騒音が少ないという特徴を持つ。

・将来的には持続可能なエネルギーで飛行機が飛ぶ

化石燃料で飛ぶ従来の飛行機の代替として、電気飛行機の登場が待ち望まれているが、近年のバッテリーの大容量化と推進機構の技術革新により、それが現実味を帯びてきた。

そんななか、本社が100%太陽光で稼働するCape Airは、社会的責任の観点から先陣切って電気飛行機を導入した。さらに将来的には、Aliceの充電を持続可能なエネルギー源でまかなうことも検討しているとのこと。

アメリカ連邦航空局(FAA)による電気旅客機の承認はまだ降りていないようだが、同社は2022年までの承認を見込んでいる。

・900kWhのバッテリーで駆動

Aliceの搭載するリチウムイオン・バッテリーは900kWh(キロワットアワー)。TeslaのModel 3が搭載するバッテリーが50~75kWhなのを考慮すると、いかに大容量なのかがわかる。エンジンは両翼と機体後部に合わせて3基搭載しており、電気系統と推進機構それぞれに冗長性を持たせている。

電気飛行機は従来の飛行機に比べ推進機構を構成するパーツがシンプルで、信頼性とメンテナンス性に利がある。さらにAliceに関しては、飛行中は電力をほとんど消費しないため、エネルギーコストは石油を燃料とする飛行機よりも低いとされる。

また、発生する騒音も少なく、プロペラの回転数を変えて機内の騒音を低減することができるとう。

Aliceがうまく2022年に飛べば、静かに飛ぶ電気飛行機普及のきっかけになるだろう。

参照元:Order for First All-Electric Passenger Airplane Placed by Massachusetts Carrier/IEEE Spectrum

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