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スマホ決済にも対応した多機能なスマートミラーを独フィンテック企業が開発

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ドイツのフィンテック企業Wirecard(ワイヤーカード)の研究開発機関「Innovation Lab」は、2019年7月、「Smart Mirror(スマート・ミラー)」のプロトタイプの開発に成功した。

・スマホ決済にも対応した多機能なスマートミラー

「Smart Mirror」は、鏡をデジタル画面として、様々な商品情報を表示させたり、QRコードを使ってデジタル決済できる機能などが備わっている。

たとえば、衣料品店では、「Smart Mirror」に商品をかざすと自動でこれを認識し、色やサイズのバリエーション、繊維の組成表示のほか、コーディネート例の画像など、その商品にまつわる情報を表示。

「Smart Mirror」の画面上で商品の色やサイズを指定したうえで、「Request」ボタンをタッチして取り寄せを依頼したり、「Purchase」ボタンをタッチし、「Smart Mirror」の画面に表示されたQRコードをスマートフォンで読み込んで精算することもできる。

「Smart Mirror」を通じて購入した商品は、店舗で受け取るほか、自宅などに配送してもらうことも可能だ。

・店舗とオンラインをつなぐ買い物体験を実現するソリューション

「Smart Mirror」は、消費者にとっては、気になる商品を試着しながら、試着室で他の色やサイズの商品を直接リクエストしたり、レジに並ぶ手間なく、自分のスマートフォンを使ってスムーズに精算できるのが魅力。

ショップ側にとっても、オンラインと店舗を融合させることで販売機会が増え、顧客ごとの購買履歴データを得られるほか、レジ業務の省力化にもつながるという利点がある。

実用化されれば、近未来な買い物体験を実現するソリューションとして、アパレル業界を中心に需要がありそうだ。(文 松岡由希子)

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