赤ちゃんのケアをスマートに行えるシステムが、おむつブランドのパンパースから発表された。おむつに付けるセンサーと、設置型モニターカメラ、そしてアプリで構成される「Lumi」だ。

おむつの状態がわかるほか、赤ちゃんの睡眠状況を追跡でき、リアルタイム映像も見られるという、新しい家族を迎え入れる家庭の強い味方となりそうだ。

・睡眠を自動追跡

センサーはおむつの中央部分に取り付ける。もともとパンパースのおむつには吸い取った尿の量に応じて色が変わるラインが入っている。センサーはこの色の変化を読み取る。

同様のセンサーは実は他メーカーも展開しているが、Lumiの場合、赤ちゃんの睡眠も自動追跡するのがポイント。赤ちゃんがしっかり眠れているか把握できる。

・室温や湿度も把握

また、おむつだけでなく赤ちゃんの様子も知りたいという親心をくんで、システムにはカメラも含まれた。Logitec社製のこのカメラでは赤ちゃんの様子をHDでとらえ、ナイトビジョンで夜間にも対応する。加えて、内蔵するセンサーで室温や湿度といったデータの収集も可能となっている。

おむつとビデオの情報はすべて専用アプリに集約され、親はスマホで赤ちゃんのリアルタイム映像をみたり、おむつが濡れていないかなどあらゆる情報を確認したりできる。

Lumiシステムは今秋発売される予定で、価格はまだ明らかにされていない。残念ながらセンサーを活用するには現在展開されているおむつではなく、さらにラインが見やすい専用のものを使用しなければならないとのこと。

おむつセンサーはともかく、カメラのほうは子供がおむつを卒業した後も使えそうだ。

Lumi

（文・Mizoguchi）