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崩壊の危険がある橋を宇宙から発見する! NASAと英大学が早期警戒システムを開発

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2018年8月、イタリアのジェノヴァにあるモランディ橋が崩壊し、43人もの方が亡くなる大惨事となったことは記憶に新しい。

今回NASAと英バース大学の研究者が、この橋の15年間の衛星画像を精査して検証したところ、崩壊前の数カ月間、この橋が反りの兆しを見せていたことが分かった。

・崩壊の危険にある橋を宇宙から発見

当研究チームが開発したのは、崩壊の危険にある橋を宇宙から発見できる衛星ベースの早期警戒システムだ。

衛星からのデータとアルゴリズムを組み合わせたこのシステムは、政府や開発業者が大規模なインフラプロジェクトの安全を保証する警告システムとして使用できる。1ミリメートル以下のデータを集めて正確なレーダー画像を作成できるという。

また、現在の構造物の状態監視技術は、構造物内のセンサーが置かれている位置の動きのみを検出するが、新しいシステムでは構造全体をほぼリアルタイムに監視できるのが特徴だ。

・地下掘削の際の構造物監視にも利用可能

コスト面でも優れている。このシステムは従来のものと比較して安価で、より幅広く使用できる可能性を持つ。

さらに、この技術はトンネル掘削などの地下掘削が行われているときの構造物の動きを監視する際にも使用できる。地下プロジェクトでは地上レベルで大量のデータが収集されることが多いが、利用可能な構造物の測定値は少ない。この技術は追加情報を提供し、計画どおりに建設が進んでいるかを確認できるという。

当研究は、すでに英国のインフラストラクチャー組織からアプローチを受けており、今後の活用が注目される。

University of Bath

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