外国語を瞬時に自分の言葉に、あるいはその逆もしてくれるというかなり便利なアプリで、中でもカメラを向けるだけでメニューや案内板などをリアルタイムに翻訳してくれるインスタントカメラ機能は手軽だ。この機能がアップデートし、対応言語が60言語超増えた。
・100言語超に翻訳
今回加わったのはアラビア語やヒンディー語、マレー語、タイ語、ベトナム語など。60言語超加わって88言語対応となった(一覧はこちら)。つまり世界中どこにいこうが、大方の国で使えることになる。88言語を100言語超に翻訳できるようになった、とのことなので、中には翻訳が一方通行のものもあるということ。しかし相互翻訳になるのは時間の問題だろう。
また、今回ニュートラル機械翻訳(NMT)を初めて導入し、翻訳の精度も上がっているという。
・言語の種類を自動識別
また、88言語を100言語超に翻訳できるというのは、必ずしも英語を軸とした翻訳ではないことを意味する。つまり、日本語からスペイン語、ポルトガル語からフランス語といった使用例もオーケーだ。もう一つ、今回のアップデートではカメラを向けた先にある言語の種類を自動で識別できるようになった。これは、スイスやカナダなど複数の言語が使用されている国に旅行した時に便利で、どの言語でもスムースに翻訳してくれる。
旅では簡単な英語やボディランゲージでなんとかなる場合がほとんどだろうが、そうでない時に備えてこれから海外に行くという人はチェックしてみてはいかが。
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(文・Mizoguchi)