今回発表されたのは、最高時速200㎞の高パフォーマンスを誇る電動SUV「ODYSSEY 21」だ。
・概念はトップレベルのレースと環境保護
イギリスのExtreme E社が開発した ODYSSEY 21は、トップレベルの自動車レースと環境保護という2つの概念のもとにつくられた。モータースポーツ分野では他に類を見ない最先端技術がつまった車だ。「ODYSSEY 21は、持続可能なモビリティのさらなる進歩を促進するだろう」と、Extreme Eの創設者Alejandro Agag氏は述べている。
・最高時速は200㎞
スペックは以下のとおり。全長4,4m、幅2.3mで、重量1650kg。最高時速は200㎞、最大出力400kw、4.5秒で時速100kmに達し、最大53度の勾配を登れる。全地形対応型で、高パフォーマンスだ。ホイールは約94cmと、これまで二輪駆動レーシングカー以外には利用されてこなかった大きさで、牽引能力と長距離走行能力を向上させた。
パワートレインのトルクとパワー密度は画期的で、さらにその小型化によって車全体の軽量化と省スペース化、重量配分を改善した。
ODYSSEY 21プロトタイプのテストは2019年9月に開始され、2020年3月に12台が納入されてグループテストが行われ、2021年初頭の開幕戦に備える予定だ。
ODYSSEY 21/Extreme E