いくつかの野菜や果物は、農場から私たちの食卓に運ばれてくるまでに栄養価が半分以上落ちてしまうという。

では、自宅で野菜を栽培すればいいのかというと、そう簡単にもいかない。置き場所を考え、毎日水をやり、数週間から数ヶ月の間丁寧に育てるのは結構骨が折れる。

そこで今回紹介したいのは、家で簡単に野菜や果物を栽培できるスマート装置「Herbststation」だ。

・20%の水で4.5倍のビタミンを摂取可能

植物を育てるにあたって一番面倒なのが水やりだが、Herbstationは特許出願中の自動散水システムを持つため、1週間に1回水をタンクに入れるだけでいい。適切な散水により、根は通気性を保つことができ、植物はより速く健康に育つ。

植物はLEDライトの光で成長し、太陽光は不要。家の中のどこでも好きな場所にHerbstationを設置できる。

栽培方法は3つ。普通の土を使用する方法、ココピート（園芸用土）を使用する方法、そしてシードポッドを使用する方法。化学物質や農薬を一切使用せず、20%の水で4,5倍のビタミンを摂取できるのが特徴だ。

・栽培できる植物はさまざま

栽培できる植物は、ミントやバジル、ほうれん草やレタス、イチゴやチェリートマト、マイクログリーンや花などさまざま。

そして、Herbstationは家のインテリアにもなる。下に付いている車輪で、家中どこでも簡単に移動でき、ワンタッチボタンで鉢の高さ調整もできる。棚を使わずにテーブルの上に置いたり、壁に掛けてもいい。

サイズは鉢1つタイプで横55cm、奥行25cm、高さ48cm。鉢3つタイプで横55cm、奥行33cm、高さ165cmとなっている。

現在キックスターターでキャンペーン中で、すでに目標額を達成している。価格は今なら189ドル（約2万600円）からで、日本へも60ドル（約6500円）追加で郵送してくれる。Herbstationでこれからの食卓がもっと楽しく彩り豊かになりそうだ。

Herbstation/Kickstarter