・MacBookのデザイン性を高めたバタフライ式
うわさを伝えたのは、Appleに最も近い情報ソースとして知られる財務アナリストのMing-chi Kuo氏。同氏の話では、この新型キーボードは新規の設計で、グラスファイバーでキーを補強するらしい。こうすることでキーにしっかりとした打鍵感を与え、耐久性を高めるのだという。もともとAppleがMacに採用していたのはシザー式だったが、2015年の12インチMacBookからバタフライ式を導入。キーボードを支える四角いプラスチックの部品が左右に分かれており、それが蝶の羽のように見えるところからそう呼ばれている。
特長はキーボードを薄くしてストロークを短くしても、ちゃんとした打鍵感を与えるところ。さらに、ぐらつかないようキートップをしっかり支えてくれる。薄型のキーボードはデザイン性も高く、MacBookを美しく洗練された姿に格上げした。
しかし、このバタフライ式キーボードはAppleに予想外の結果をもたらした。ユーザーから特定のキーが動かない、押したキーが返らないといった苦情が相次ぎ、ついには訴訟されるという最悪の事態を招く。訴えたのはWall Street Journalのコラムニスト。わずか4か月の使用でキーボードが壊れたという。これに対し、Apple側は今年3月に謝罪した。
・MacBook Proへの展開は来年!?
Kuo氏いわく、新しいキーボードの開発は順調に進んでいるそうだ。製造コストもバタフライ式よりは抑えられるため、Apple側の負担も軽減されるだろう、とも述べている。気になるのは9月に発売が予想されているMacBook Proへの導入。同氏は、こちらへの展開は2020年になると見ている。これが事実か否かは、次の新製品が発表される頃に判明するだろう。
souce by 9to5Mac