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電気で航行する豪華客船「MS Roald Amundsen」が進水。北極や南極への探検ツアーに活用

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車やバイク、小型飛行機とあらゆる乗り物が電動化されつつある現代だが、船も例外ではない。

ノルウェーの海運会社Hurtigruten(フッティルーテン)はこのほど、電気で航行する豪華客船「MS Roald Amundsen」を進水させた。さっそく今年ノルウェー内外の探検クルーズに活用される。

・世界で最も美しい船旅


旅行好き、なかでもクルーズの旅が好きという人ならHurtigrutenの名を聞いたことがあるのではないだろうか。1893年創業の老舗で、「世界で最も美しい船旅」を提供すると知られている。

その豪華船旅に使用される船舶としてMS Roald Amundsenは建造された。同社はディーゼル、そして近年はハイブリッドのタイプを使用してきたが、今回のMS Roald Amundsenは電気タイプ。搭載する大型バッテリーで航行する。

小型船を含め船舶分野では電動化が進んでいるが、電動の豪華客船はMS Roald Amundsenが初。同サイズの船と比較して20%以上のCO2排出量削減を見込んでいる。

・来年は南極への探検ツアー


MS Roald Amundsenは2万889トンで乗客530人を収容する。クルーズスピードは15ノット。豪華客船だけあってプールやサウナ、ジャグジー、パノラマラウンジなどを備える充実ぶりだ。

名称は、南極大陸を初めて横断し、1911年に南極に到達したノルウェーの探検家にちなんでいる。

MS Roald Amundsenではまずノルウェー国内、そして北極圏にあるスヴァールバル諸島やグリーンランドへのクルーズを提供する。そして来年は南極への旅も計画されているとのこと。

「世界で最も美しい船旅」というキャッチフレーズに、「世界で最も環境に優しい豪華船旅」という文言も加わり、ますます多くの客を引きつけそうだ。

Hurtigruten

(文・Mizoguchi)

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