広告にサーフィンの写真などを使っているが、実際は海水などには適していないことも指摘し「広告はミスリーディング」としている。
・水中での使用に適している印象
ACCCによると、サムスンは豪州で2016年2月ごろからソーシャルメディア、オンライン、テレビ、広告ボードなどを通じてGalaxyシリーズのスマホの広告を展開してきた。
そうした広告では、男性が水中で腰掛けてスマホを見つめているものや、女性がサーフィンをしているものなど、プールや海が舞台の写真が掲載された。
ACCCは「海水、プールなど全てのタイプの水の中での使用に適しているような印象を消費者に与えた」として、提訴に踏み切った。
・水深1.5メートルに30分
では実際、端末の性能はどうかというと、サムスンは「水深1.5メートルで30分間耐える」とうたっている。そしてウェブサイトでは小さな文字で、Galaxyシリーズスマホのビーチやプールでの使用は控えるよう書かれている。
今回の件について、ACCCのRod Sims委員長は「豪州の消費者法では、事業者は自社商品に関して消費者をミスリードすることは禁じられている」と述べている。一方のサムスンは、争う姿勢を見せている。
ACCC