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エコ燃料飛行に自動空調管理も! ボーイングが今秋から50のプロジェクトを実験

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日進月歩の技術をフライトに取り入れようと、大手航空メーカーのボーイングがこのほどボーイング777型機をベースにした実験機「ecoDemonstrator」を公開した。

フライトが安全で快適なものになるよう、コックピットと地上との新しい情報共有方法を試したり、機内の温度や湿度をセンサーが感知して自動コントロールしたりといったさまざまな新機能を試す。

・最新ルート案内アプリも


全部で50のプロジェクトの実験が予定されている。主なものを紹介すると、まず運航に関しては、飛行ルートが効率的で安全なものになるよう、航空交通管制とコックピット、地上のオペレーションセンターがデジタル情報を共有するというものがある。

また次世代通信を使い、気象条件を勘案しながら最適なルート情報を即座に案内するアプリもテストする。加えて、環境問題に配慮した「エコなディーゼル」を燃料として使用する。

・トイレもネットワークに


乗客に関する部分では、取り付けたセンサーで機内の温度や湿度をモニターして、リアルタイムに自動調整するというものがある。ギャレーやトイレなどもネットワークにつなげて使用状況などを一元管理できるようにする実験も行う。

また、多くの人が喜びそうなのが、機外の様子を楽しめるようにするカメラの設置だろう。座席横の小さな窓からの眺めよりも広範に見渡せることが期待できそうだ。

これらの実験は今秋から始まる。2012年に誕生した第一世代のecoDemonstratorで実験された技術の一部は現在活用されていることから、今回の実験内容も近い将来実用化されるというのは大いにあり得る。

Boeing

(文・Mizoguchi)

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