ドイツ車メーカー、フォルクスワーゲンはこのほど米カリフォルニア・シリコンバレーにある研究施設を拡張し、それを記念して一世を風靡したMicrobusの1962年製「Type 2」の最先端バージョンのコンセプト「Type 20」を発表した。
・外観は1960年代、機能は2019年
Microbusは1960年代のシンボルといっても過言ではない。細長いボディに11もの窓を備え、「ワーゲンバス」という愛称で呼ばれていた。
それを現代風に復刻させたのがType 20だ。外観はまさにType 2。しかし、最先端テックをフル活用し、中身は全くといっていいほど異なる。
最大の違いがType 2は電動という点。10kWhのバッテリーを搭載している。そして運転席のドアにはカメラが設置され、顔認証で車内に入るという仕組みとなっている。
・ホログラフィックも搭載
インテリアは目に見えて現代風だ。タッチスクリーン&ホログラフィックのインフォメーションシステムを搭載する。また、音声操作もビルトインされている。
クラシックな外観から想像できないデジタルワールドが内部に広がるType 20、「ぜひ購入したい」という人もいそうだが、残念ながら販売予定はないとのこと。ただし、I.D. Buzzシリーズとして2022年に発売予定のバンはMicrobusに近いものとなっている。
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