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Start Up 農業をUber化! フェアトレード実現を目指すインドネシアの野菜販売プラットフォーム「Kedai Sayur」

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農業をUber化! フェアトレード実現を目指すインドネシアの野菜販売プラットフォーム「Kedai Sayur」

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農家が野菜を作り、それを小売店に流通させる。その際に何人もの仲買人を経てしまうと、農家への配当が安くなる。さらに小売店も、割高の販売価格で野菜を売りに出さなければならない。中間マージンの皺寄せが両端に来ているのだ。

インドネシアの農業は、そのような構図が問題視されている。そこで最近では、オンラインプラットフォームでの問題解決を試みるスタートアップが続々登場している。「Kedai Sayur」もそのひとつだ。

・行商人と直接契約


インドネシアの人たちは、市場や行商人を介してその日の食材を手に入れる。この国では固定の店舗を持たない行商人の存在がかなり大きく、彼らがインドネシア人の胃袋を支えているといっても過言ではない。

Kedai Sayurは野菜の生産農家と、それを消費者に販売する行商人と契約を交わす。行商人はスマホアプリを使い、いつでも野菜を仕入れることができる。その野菜は生産農家から直接送られるもので、鮮度も保証されている。

小売を担う行商人とプラットフォーム運営者が契約を交わす仕組みは、オンライン配車サービスのUberとほぼ同様の構図である。また、行商人に対して業務用の車両を提供するなどの支援も行っている。

・労働時間削減に一役


スマホでいつでも野菜を発注できるということは、商品仕入れのための労力を軽減できるという意味でもある。

とある行商人の場合は夜0時に問屋から商品を仕入れ、その後朝6時から得意先の家の前を巡回する日々を送っていた。それがKedai Sayurとの契約で、夜0時の仕入れ作業を省くことができたそうだ。

そんなKedai Sayurだが、5月にEast Venturesを始めとしたベンチャーキャピタルからシードラウンド130万ドル(約1億4000万円)の出資金を手にした。設立からまだ1年も経ってない中での資金調達である。今後の飛躍が期待されるスタートアップだ。

Kedai Sayur

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