米テスラのModel 3が人気を集めたことで、EVシェアが大きく伸びたようだ。
・4台に1台がテスラ車
ノルウェー道路連盟(NRF)の発表によると、上期の新車販売におけるEVのシェアは48.4%だった。これは2018年通年の31.2%を大きく上回る。
メーカー別にみると、EV、ガソリン、ディーゼルに関係なく最も台数を売り上げたのはテスラで、24.5%を占めた。つまり新車販売の4台に1台がテスラ車。EV販売全体では半分を占める。
これはテスラが、Model SやModel Xよりも価格を抑えたModel 3を欧州で発売したことが影響していて、同社は6月にノルウェーでModel 3を約3,000台納車した。
・日産も健闘
テスラの他にも、日産や現代(ヒュンダイ)、BMWといったEVを販売しているメーカーは健闘した。その一方で、まだEVを展開していないメーカーの販売台数は減少した。
ノルウェーはこれまでもEV大国とされてきたが、ここへきて一層EVへの移行が進んでいる。その理由な、国が2025年までに新車販売を全てEVにする目標を設定し、それを達成しようとEVを対象とした税優遇策などを打ち出しているからだ。
ちなみに、他のメーカーも同国でEVを順次展開する見込みで、下期以降もEVシェアが伸びるのは間違いなさそうだ。
OFV
(文・Mizoguchi)