そうした中、インドの二輪スタートアップBlacksmith Electricが電動バイク「Blacksmith B2」のプロトタイプを発表した。スピードや加速性能などは特段優れているというわけではないが、バッテリー交換式なのが目玉だ。
・バッテリー交換ステーションも
Blacksmith B2には2つのバッテリーパックが付いてくる。1つのバッテリーで120キロ走行可能。つまり航続距離を240キロにのばせる。
ほとんどのメーカーの電気バイクはバッテリーがビルトインされ充電するにはコンセントにつなぐ必要があり、その間はバイクを使用できない。しかし、B2のように交換式であれば「使用できない」ことがなくなる。
加えて、Blacksmith Electricはライダー向けに街中にバッテリー交換ステーションを設置することも検討しているという。ちなみにバッテリーのフル充電に必要な時間は4時間。
・最高速度は時速120キロ
その他のスペックはというと、モーターのパワーは最大14.5kW(96Nm)、トップスピードは時速120キロだ。時速50キロまでの加速にかかる時間は3.7秒で、日常使いにはまず十分だろう。また、GPSや盗難防止機能なども搭載している。
B2は2020年に生産開始され、価格は4000〜5000ドル(約43〜54万円)が見込まれるという。
折しも、インド政府は先日、2025年までに全バイクの電動化を義務付ける法案の検討に入っており、B2を含め電動バイクはますます注目を集めることになりそうだ。
Blacksmith Electric
(文・Mizoguchi)