進出といっても、「Bird Canada」という地元企業によるフランチャイズ式の運営であり、Birdにとってこの手の展開は初となる。
・Platform第1号
Birdは世界進出を加速度的に進めようと、昨年「Platform」というプランを発表していた。これは、Birdがスクーターやソフトウェアを提供するが、基本的には地元企業が運営するというもの。
この第1号がBird Canadaとなる。Bird Canadaの設立にはカナダのプロバスケットボールチームRaptorsの創設者らが名を連ねており、あくまでもBirdからは独立した企業となる。
まずはカルガリーとエドモントンで展開し、各都市に500〜1000台を投入する。もちろんRaptorsのお膝元トロントを含む全国展開を見据えている。
・Birdが技術面をサポート
Bird Canadaが使用するスクーターはBirdのもので、専用のソフトウェアもインストールされている。Birdがテクニカル的なサポートやアドバイスを行い、その見返りとしてスクーター利用代金の20%がBirdにいく取り決めとなっている。
このフランチャイズ式の展開は、Birdにとって素早くグローバル展開を進められるというメリットがある。実際、今年後半にはニュージーランドと南米でも、この方式でのサービス展開を始める見込みだという。
Bird
(文・Mizoguchi)