MotoGPのテクノロジーを活用し、搭載するセンサーが衝撃を感知したら瞬時にエアバッグが作動してライダーを保護するというものだ。
・フル充電で26時間スタンバイ
車と違ってバイクでは、転倒などの衝撃をライダーが体でもろに受けることになる。その衝撃からライダーを守るためのウェアやプロテクターはすでに販売されているが、今回のベストには先端テックがフル活用されている。
GPSや加速度計、ジャイロスコープなどを搭載し、ライダーがさらされる危険をリアルタイムで感知する。衝突はもちろん、バイクから投げ出されたときのハイサイドやローサイドなどでも作動する。エアバッグ機能はMotoGPで使用されている同社のD-airテクノロジー最新版だ。
こうしたシステムをスタンバイさせるためにベストは充電する必要があるが、フル充電すれば26時間もつとのこと。
・コンパクトにたためる
しかし、どんなに安全性をアピールしても、着心地が悪ければ敬遠されることから、Daineseはベスト着用時の快適性にもこだわった。ジャケットの上から、あるいはインナー的にも着用でき、通気性もいいとのこと。また、着用しないときはコンパクトにたためる。
そしてフィット感を高められるように、男性、女性用それぞれ6サイズが用意された。価格は599.95ユーロ(約7万4000円)。もし、エアバッグを作動させることがあっても、ディーラーに持ち込めばエアバッグを取り替えてもらえるようだが、こちらの費用は明らかになっていない。
Dainese