車には当たり前のものとして備わっているが、これをバイクのヘルメットにも持ってこようと、取り付け式のワイパーが登場した。スロベニアのスタートアップが開発した「WiPEY」だ。
・張り付く水滴対策に
ヘルメットのバイザーに付く水滴は風で飛ばされるのでは?と思う人もいるかもしれない。しかし、それはそれなりのスピードが出ているときのことだ。渋滞などでゆっくり走行するときは、水滴が張り付く。
また、車の後ろを走るときは、車が跳ね上げる水しぶきを常に被ることになり、水滴を手で拭っても追いつかない。そこでWiPEYが開発された。
・装着も簡単
WiPEYはバイザー上の中央部分に取り付けるタイプで、ブレード内蔵のバッテリーで動く。ブレード根元部分にあるボタンを押すとワイパーのブレードが左右に動く。ボタンを長押しすると作動が継続するという、いたってシンプルな仕組みだ。
開発元によると、ほとんどのヘルメットに装着でき、ボタンで簡単に取り外しができるとのこと。バッテリーのもちは12時間だ。
WiPEYは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開していて、出資額は89ドル(約9600円)となっている。ハンドルバーに取り付けられるBluetoothリモコンとのセットは119ドル(約1万3000円)。出資は7月24日まで受け付けるので、ライダーはチェックしてみて。
WiPEY/Kickstarter